非加熱生はちみつの見分け方

はちみつの栄養と実態

はちみつは口にしてから20分で血液に取り込まれ、150種以上ある栄養成分が身体に浸透していきます。
本物のはちみつは無毒で副作用やアレルギーの危険性が全くない事が医学的に証明されています。賞味期限は2〜3年とされますが、保湿力と殺菌力で200年でも美味しく食べられます。
どの蜜源にも共通する効能は二日酔い解消、疲労回復、整腸作用、動脈硬化予防、白内障予防、鎮痛、催眠効果。
飲めば究極のサプリメント、塗れば最強の抗生物質と言われています。

ところが日本で流通している多くのはちみつは酵素も栄養素も破壊されており、日本人はその恩恵をまったく受けていないという指摘があります。

混ぜ物の可能性

国産はちみつは国内流通のたった5%ですが、高価な上、純粋シールを貼られたものでも30%が砂糖水や水飴、中国産はちみつを混ぜられたものだと摘発されました。

蜜源の安全性

蜜源の問題もあります。国内流通の90%以上を占める中国産は、土壌・空気・水の汚染がはちみつにも影響し、農薬や化学物質が検出された為、EUでは輸入禁止となっています。

生産者のモラル

有名な話で、はちみつ10トン採るのに砂糖を8トン使ったというものがあります。
巣箱の近くに砂糖水を置いて蜂に運ばせ、はちみつもどきを作るのです。
蜂自体が濃度を上げる前に巣箱から取り上げて絞り、80°Cで加熱し煮詰めるそうです。

輸送のリスク

国産や中国産だけの問題ではありません。人気のはちみつが多い南半球ですが、輸送の際に高温に晒されます。オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチン、ブラジルなど赤道を船で越える時、冷蔵施設のないコンテナ内は60度を超えてはちみつが変質する可能性があります。

瓶詰めの際の加熱

瓶詰めの際にも効率化のため再加熱処理します。
粘度の高い液体を小さな瓶に小分け充填するのは至難の技です。
業者は直火や蒸気などを使って80度程に熱し、はちみつをサラサラにしてからボトリングして冷やし固めます。
この作業を「溶解（ようかい）」と呼びます。

諸説ある中、はちみつは45度（ミツバチ生存限界温度）以上の温度になると酵素、栄養素、香りが変質し効能が無くなるという説が有力です。
ただの甘い液体になるということです。

はちみつは本物にたどり着くのが本当に難しい食品だということがおわかりいただけたと思います。

購入時の見極め方

もしあなたの目の前のはちみつが非加熱かどうかを知りたかったら、販売者の方にこう聞いてください。

• 生産地はどこで生産者はどなたですか？
• 輸送方法は飛行機ですか？リーファー（温度管理された）コンテナですか？
• 溶解（ようかい）はしていますか？

少なくともこの3つの質問に明確に答えられなければ信用はできなさそうです。

そして究極的には自分の目で見て、信じられる生産者を探すしかありません。

ロシアのはちみつ

私はレモン農家です。
レモンと言えばはちみつだよね、ということでずっと本物を探してきました。

そこで出会ったのが、ガブリエルです。
グルジア人で、ロシアで養蜂を行なっている男でした。
私はすぐにロシアの養蜂場を訪れました。

ガブリエルの養蜂場はウラジオストックから車で6時間ほど走ったタイガの森の中です。
ツンドラ気候は真夏の2、3ヶ月だけしか人間が入ることを許してくれません。

一般的にミツバチの飛行距離は5キロほどと言われていますが、キャンプ生活をしながら採蜜するこの養蜂場の周囲20キロに人間はいません。
イノセントな環境、神秘的な森の中で、ミツバチたちは一身に蜜を採ります。

「アナスタシア」という世界的に有名な本があります。

このはちみつの蜜源が、その舞台となっている森なのです。

男たちは銃を持って仕事をしています。
タイガの森には熊も出ますが虎も出ます。
アムール虎はロシアでも天然記念物となっており、殺すと一族が罰せられるとガブリエルが言います。

巣箱で水分量21％まで熟成された蜜は、その場で手動の遠心分離機にかけられます。ろ過として100圴に売っているような粗いザルがタルの上に置いてあります。
ガブリエルは栄養バランスが崩れるという理由で、プロポリスもローヤルゼリーもそのまま入れてしまいます。

その味わいは、食べた人だけがわかる領域です。
アロマ（香り）、テクスチャー（食感）、レトロネーザル（口中香）はまさに凝縮されたお花の蜜で、味は上品な甘さ、それでいて森の中の生命を感じる力強さがあります。
タイガの森の張り詰めた空気感と小さな白いお花が咲き乱れる風景が味わえます。
ひと匙での満足度が高く、幸せな時間が長く続きます。

私たちはガブリエルからはちみつを仕入れ、業者に任せず自分たちで小ビンに充填し、直接販売しています。すべての工程で40度以上にしません。それが、みつばちと生産者への敬意だと思っています。

ロシアでは国立連邦機関により試験検査が行われ、他の物質の有無、感覚検査、品質指数、科学パラメーター などが数値化され規格に適合されなければはじかれます。
日本でも入管で成分を調査されます。しょ糖分5%以上の混ぜ物がある場合は関税率が2倍になるので本格的検査です。農薬や化学物質の有無も調べられます。 この時点で私たちのはちみつは2回の品質安全検査を受けている事になります。

本物の生はちみつを舐めると27種類のミネラル・22種類のアミノ酸・80種類の酵素・13種類の乳酸菌・150種類以上の栄養素（ポリフェノールやパロチン）が 20分で血液に取り込まれ、生体機能の回復に大きな効果を発揮します。

日々の健康管理だけでなく、災害時にも役立ちます。
火傷に塗れば87%が15日以内に完治します（人工抗生物質の完治率は10%です）。 私たちも防災リュックに入れています。

健康な人でも寝る前にスプーン一杯舐めれば深い安眠と体重減少、長期にわたる健康、子供においては学習能力と成長が促進されます。

私たちが自信を持ってお勧めする本物の生はちみつ。
フルオーガニックレモンとの相性は抜群です。
世界最高のはちみつレモンが作れます。

スタッフが実践している最強レシピを紹介します。

そのまま食べても、ヨーグルトにかけても、白湯や炭酸で割っても美味しくいただけて、身体の底からエネルギーが漲ってきます。

たくさんの物語と生き物が育むはちみつとレモン。
興味がありましたら是非一度ご覧になってみてください。